28期生の大久保といいます。わたしは現在、兵庫県加古川市に拠点を置く古田建築設計事務所にて建築設計監理の仕事を行っております。私どもの事務所は、いわゆる小さなアトリエ系の事務所ですが、一般の住宅をはじめ、幅広い用途の建築物を手かげており、とりわけ医院建築を得意とし数多く手がけています。医院建築は特殊な建築物であるため、兵庫県外からでも依頼があれば、可能な範囲で積極的に取り組んでいます。
設計事務所といえば、設計が大きな仕事と思われる方も多いかと思いますが、実際は工事監理の方が大変です。設計時にある程度想定していたことが、実際の現場においては思わぬことでうまくいかないことがあったり、工事関係者に設計意図をきちんと理解させなければ、設計図どおりの建物は中々出来ません。細かいディテールの納まりについて色々な意見を交えながら、形にしていきます。
わたしが関わった物件の中では、島根県松江市で仕事をさせていただいた「福間内科医院」さんの工事がとても印象深い仕事でした。遠方であったこともあり、設計時の打ち合わせは日を決め集中的に行い、時には深夜にまでおよぶことも…。工事が始まってからも電車にて片道約3時間半かけ通い、終電までの間じっくり現場で打ち合わせ、工事監理を行いました。時には現場監督と施工図をにらめっこし、帰りの電車の中で悩み、古田所長の指導のもと、建物を無事竣工を迎えることができました。
わたしが関わった物件の中では、島根県松江市で仕事をさせていただいた「福間内科医院」さんの工事がとても印象深い仕事でした。遠方であったこともあり、設計時の打ち合わせは日を決め集中的に行い、時には深夜にまでおよぶことも…。工事が始まってからも電車にて片道約3時間半かけ通い、終電までの間じっくり現場で打ち合わせ、工事監理を行いました。時には現場監督と施工図をにらめっこし、帰りの電車の中で悩み、古田所長の指導のもと、建物を無事竣工を迎えることができました。
現在は、診療所の設計の他、地元加古川の刀田山鶴林寺のほうで新宝物館新築工事の担当をしています。この物件は建築計画構想が1年、設計期間が2年、工事期間も2年と大がかりな物件です。このような用途の建築は経験がなく、初めてのことばかりで現場に出ながら、色々勉強させていただいてます。平成24年の秋の開館を目指して、良い建物になるようしっかりがんばっていきたいと思います。平成22年4月現在、躯体工事、屋根葺き工事が終わり、内装・外構工事の準備中です。また完成した折にはぜひご覧になってください。(息子の成長を祈願し瓦を寄付しました)
名前 | 大久保 武志 | |
卒業期 | 28期 | |
勤務先 | ㈱古田建築設計事務所 | |
プロフィール | ||
1977 | 兵庫県姫路市生まれ | |
1993~1998 | 国立明石工業高等専門学校 | |
1999~2000 | 国立広島大学 工学部第四類 | |
2000~2002 | 国立広島大学大学院 環境工学専攻 | |
2003~ | 古田建築設計事務所 入所 |