明石高専建築学科は、明石高専開校の4年後、1966年4月に新設され、第1期生は1971年3月に卒業しました。
明石高専建築会はその20年後の1991年4月に約800名の卒業生のもと発足いたしました。
発足当初は、各方面で活躍する建築学科卒業生の交流と親睦を深めることを主たる目的とし、その活動を進めてまいりましたが、 発足から約20年が経過しようとしている現在、会の発足時よりご尽力いただいた第1期生の方々は定年退職を迎えられる時代になりました。また新たに建築会会員として迎えられる世代の卒業後の進路は、進学率が就職率を上回り、明石高専を最終学歴としない方が増えてきています。

一方、明石高専自体も、平成16年4月より独立行政法人国立高等専門学校機構としてその位置づけを変え、学校を取り巻く環境も変化してきています。 明石高専建築会は現在、会員約1500名の組織となり、会の役割もまた変化を必要としている時期を迎えています。

明石高専建築会の今後の活動の方針としては、会員がこれまで培ってきた「生きた技術や知識」を在校生やこれから高専への入学を希望する後輩たちに伝えるため、学校との連携を図り、建築会として積極的に働きかけを行ったり、様々なイベントを企画し、会員相互の交流を図る場を提供するだけでなく、地域との交流を通じて活動を行うことで、明石高専建築学科と建築会のPRを図り、明石高専建築会と明石高専の更なる発展を遂げるよう、活動を進めてまいりたいと思います。